1999年、長野県松代にある日本のピラミッド“皆神山”にそびえたつ私立ヴァルトシュタイン学院。

ここでは何かに引きつけられたかのように次々とオカルト現象が起こる。
故に「オカルト学院」と呼ばれている。
学長はオカルトの研究に人生をかけ、生徒たちも日々学業と研究に励んでいる。

ある日父である学長が亡くなり、オカルトが大嫌いな一人娘の神代マヤが学院を訪れる。そこで2012年から来たと言う自称“タイムエージェント”で元・スプーン曲げ少年として名を馳せた内田文明と出会う。
学院の中で起こる様々な怪奇現象に遭遇しながら、文明が1999年にタイムスリップしてきた真相が徐々に明らかになる。

ストーリー

Episode.12「千の風、美の尋(と)めゆき」

純一郎を手にかけ、マヤの命を狙い、そして今、魔界の扉を開かんとする人物が姿を現わす。
しかし文明は為す術無く、身動き一つ出来ない。解き放たれるモスマンやチュパカブラ。「魔女を殺せ」と声を荒げる町の人々。
町の上空では、魔術の閃光が激しくぶつかり合う。亜美たちはマヤの魂を降霊しようと奮闘するが、その前に意外な人物が現われて…!?

Episode.11「マヤの死」

ノストラダムスの鍵の調査のため、マヤと文明は松代市外へ出る。対となる二つの面がそろうとき、皆神山が消滅するという言い伝えのある土偶の面――その一つと思われる土面が、長野市街で発掘されたのだ。
調査の一方、マヤはソフトクリームや土産物にはしゃいだりと楽しげだが、文明は一人、表情が暗い。
脳裏に浮かぶのは、ある人物に告げられた言葉――神代マヤこそが、魔界の扉を開ける全ての鍵。文明は、ついに意を決して…!?

Episode.10「暖炉のあかり」

マヤたちは、あかりの父親・岡本健吾をつき止める。あかりのことを聞こうとするが、岡本は「帰れ」の一点張りで取りつく島もない。その帰り、マヤは一人、生家を訪れる。もうすぐ取り壊されてしまう家を見つめ、寂しげな表情を浮かべるマヤ。
翌日、文明に呼び出されて行くと、彼は珍しく真剣な顔をして、マヤに告げた。
「お前のことを、もっと知りたい――」

Episode.09「雪のあかり」

マヤのクラスで、降霊術の授業が行われる。純一郎の霊を降ろすはずが、実際に現われたのは、幼い少女・あかり。
おうちに帰りたい――しくしくと泣くあかりを見て、マヤたちは彼女の家を探してあげることにする。
文明も協力すると言い出すが、美風との約束が入ってしまう。美風にデレデレの文明。何となく面白くないマヤ。
マヤたちはあかりを連れて町へ繰り出すが…。

Episode.08「まんま亜美~ヤ!」

マヤと亜美が仲違い。二人は学院にいる間ずっと目を合わせず、そっぽを向き合う。
放課後、マヤは文明と共にキャトルミューティレーションの現場へ調査に出かける。
牧場では、何頭もの牛が全身の血を抜かれて死んでいた。マヤは亜美に呼び出され、皆神神社の境内へ駆けつける。
亜美と対峙するマヤ。二人が口を開いたその時、こずえの悲鳴が聞こえてきて…!?

Episode.07「マヤの亜美~ゴ!」

亜美の父・茂と再会するマヤ。茂は昔のように怖い話をするが、マヤの反応は薄い。
以前は楽しそうに聞いていたのに――オカルト嫌いになってしまったマヤを心配する茂。
翌日、マヤとこずえは亜美の家に遊びに行く。亜美が取り出したのは、小学校の文集。当時の作文を読まれ、赤面するマヤ。
そこへ、松代郊外でミステリーサークルが発見されたというニュースが飛び込んで…!?

Episode.06 「文明の道程」

臨死体験の授業以来、こずえの様子がおかしい。マヤと亜美は色々なオカルトネタを出して見せるが、こずえは無反応。
最後の手段で、文明にスプーン曲げを披露させるが、やはり効果は無い。
マヤと亜美は、死後の世界へ元のこずえを取り戻しに行こうと決意する。
スマイルやJKにも協力してもらい、夜の学院に潜入開始!!

Episode.05 「夏のこずえ」

皆神山の一件で、文明を見限ったマヤ。マヤは一人でも予言を止めてみせると決意し、文明はその冷たい態度に戸惑う。
一方、こずえは、今日も今日とてオカルト街道まっしぐら。
錆びないスプーンに心霊写真、ツチノコ、宇宙人、ポルターガイスト!?
いつか私も見てみたい――学院でただ一人、オカルト現象を目にしたことがないこずえは心に誓う。
そして、臨死体験の実験モニターに立候補して…!?

Episode.04 「文明の崩壊」

マヤとこずえが神隠しにあった。
松代の町総出で捜索が始まり、スマイルとJKはダウジングで、文明は美風と共にマヤたちの行方を追う。
文明たちは、目撃情報をもとに皆神山を調査する。そこは日本のピラミッドと呼ばれる、いわく付きのパワースポットだ。
山の中腹にある横穴の神社へ入ると、さらに奥深くへと続く謎の洞窟が出現して…!?

Episode.03 「美(うま)し風、吹きぬけて」

オカルト学院のまわりで、神隠しが起こる。
天狗の仕業だと聞きつけたマヤは、「ノストラダムスの鍵」につながるかもしれないと文明をけしかける。
二人の目的は、ノストラダムスの鍵を探して予言を食い止めること。しかし、文明はいまいち身が入らない。
昔は良かった――スプーン曲げ少年ともてはやされた当時の自分をテレビで見て、ぽつりとつぶやく。
そんな文明に、定食屋の看板娘・美風がにっこりと微笑んで…。

Episode.02 「文明の到来」

1999年7月、テレビはノストラダムスの予言や、スプーン曲げ少年・ブンメー君の話題で持ちきりだ。
オカルト嫌いを主張するマヤは、オカルト学院の廃校を目論み、父・純一郎の後を引き継いで学長の座に着く。
そこへ、新任教師として現われたのは、突如、空から舞い降りた怪しい男・内田文明。
彼は、未来の地球を護るために過去へ来たタイムエージェントだった!!

Episode.01 「マヤの予言」

1999年7の月、空から恐怖の大王が舞い降りる――。
長野県松代にある、私立ヴァルトシュタイン学院。通称「オカルト学院」。
霊や妖怪、UMA(未確認動物)など、あらゆるオカルト分野を専門的に学べることで有名な学校だ。
ある日、神代(くましろ)マヤという美少女が学院にやってくる。彼女は、学長のひとり娘。父親の葬儀に出席するにも関わらず、真っ白なワンピースにハイヒールという姿だ。
葬儀の途中、学長が生徒に残したメッセージが流れはじめる。すると突然、棺のフタが勢いよく開き、死霊に取りつかれた学長がマヤたちに襲いかかってきた…!